今年の読書を振り返る
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まぁ、一年を総括すべき時期ですよね! というわけで、今年読んだ本を振り返ってみた。
コンピュータ部門:『Windows Sysinternals徹底解説』
WINDOWS SYSINTERNALS 徹底解説 (Microsoft Press)
- 作者: Mark E. Russinovich,Aaron Margosis,山内和朗
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/03/29
- メディア: 単行本
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今年買った本の中で一番“役に立った”のがこれ。一番手垢がついたのもこれ。ほんとなら 書籍『Windows Internals』 も読むべきだけど、まぁ、時間の短縮と実用、コストパフォーマンスを考えるとかなりお得だと思う。
WWD いってきたよ! - だるろぐ でちょっとお安く買えたのもうれしい(笑
あと印象的だったのは、『みつばたんの薄い本』 - だるろぐ 。デザインができない子なので、ちょくちょく目を通して Metro っぽい感覚を身に着けたいなぁ、と思う。
逆に消化しきれていないものといえば、『プログラミングMicrosoft ASP.NET』 - だるろぐ 。ときどき読んでいるのだけど、最近は自分レベルの人間が使うものとしての MVC に疑問を感じていて、ASP.NET Web Pages な部分だけをツマミ読みしている感じ。これの ASP.NET Web Pages 版とかないかなぁ(ぉ
共和主義
- 作者: 浅沼和典
- 出版社/メーカー: 人間の科学新社
- 発売日: 2001/05
- メディア: 単行本
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今年やっとこの本が読めて、“絶対に抑えなければならない共和主義思想家の考えを粗方網羅する”という数年来の目標を達成した。とはいえ、粗方過ぎてまだまだ足りないなって感じ。
来年から取り組みたいのは、これらを体系立てて消化すること、できれば原典を読むこと、自分の考えとの違和感を整理すること。
あと、西洋の議論の前提は結局アリストテレスになっちゃうので、そっちも読まなきゃいけないのかなぁ、といった気もしている。
贈与と交換、貨幣
- 作者: 東野治之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1997/03/01
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共和主義が上部構造だとすれば、贈与と交換の関係・あり方の変遷は下部構造に相当すると思う。というわけで、いろいろ手を出して乱読したのだけど、おもしろかったのは『貨幣の日本史』。物理的な貨幣をターゲットにした“貨幣学”を書いた本だけど、その当時の贈与・交換関係がかえって浮き彫りになっていて興味深かった。
- 作者: 伊藤幹治
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/07/13
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またちょっと違うけど、この本もイケる。日本はほとんど交換に近い、洗練された贈与経済を構築していたにもかかわらず、結局、外圧なしに贈与から貨幣へのブレイクスルーを果たせなかった。何が足りなかったんだろう? いまだに日本には“商業への嫌悪”が強い社会。まぁ、それが悪いわけでは決してないけど、グローバル経済で勝ち残れないのはそういうところに原因があるんじゃないかなぁ、という気がする。
数理論理学
人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 八木雄二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: 単行本
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この二冊を読んで、かえって現代的な論理学に興味を持ったというとちょっと変かな? 共和主義を勉強しなきゃと思って、貨幣、贈与、交換について考えているうちに、古代・中世の商業観について知りたくなり、あれ、ロジカルな部分って昔も今も変わらないな、という感想に落ち着いたのだけど、本当にそうかな、というのが今のところの疑問。だから、もう少し知りたいんだけど……
扉を開けると、そこはカオスでした /(^o^)\
歴史
今年の初めはプルタルコスの『英雄伝』を読んでたみたいなのだけど、続編が出なくてちょっと悲しい。
- 作者: 山下太郎
- 出版社/メーカー: 牧野出版
- 発売日: 2012/01/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それとは関係ないけど、来年は山下先生のラテン語講座に出てみたいな……。予習なしに出るのは失礼かと思うので勉強したいけど、どの本から始めればいいんだろう。あと、一緒に出てくれる人いないかな……(←ヘタレ
まとめ
全体的に乱読の一年だったなと。でも、個人的にはどれもこれも結構ゆるく関係してるんだよね。その“関係”をいつかちゃんと言葉として表現できるようになりたい。