『バビロニア―われらの文明の始まり』

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バビロニア:われらの文明の始まり (「知の再発見」双書)

バビロニア:われらの文明の始まり (「知の再発見」双書)

『アレクサンダー大王―未完の世界帝国』 - だるろぐ」が面白かったので購入。こっちもペロッと読めてしまった。

本書は、前4千年紀にさかのぼる人類最古の文明、メソポタミア文明を、歴史、社会構造、人々の生活など、様々な側面から浮き彫りにした入門書である。著者は、この「川にはさまれた土地」を、南部のバビロニアと北部のアッシリアに分け、主として南部のバビロニアに焦点をあてている。

内容はこんな感じ。

  1. バビロニアの歴史
  2. 文字の発明
  3. 王とその暮らし
  4. 知識人たち
  5. 宗教と人生

第1章のバビロニアの歴史が割りとアッサリしていてちょっと不満だった(付録の年表も簡単なものだけ)。でも、それは本書のメインターゲットじゃないみたいで、むしろ2章以降が面白い感じ。楔形文字の読み方とか、宗教や文学の話が厚めに記述されているので、そっちに興味がある人にはいいかもしれない。

ところで、最近こんなの見かけた。

『ギルガメシュ叙事詩』は中学生ぐらいの時に背伸びして読んだけど、今だったもう少し楽しめるような気がするので、今度またチャレンジしたいな。