『アレクサンダー大王―未完の世界帝国』

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クルティウス・ルフスの『アレクサンドロス大王伝』を積んだままにして丸一年。年末に再び手に取ってみたものの、なんとなく頭に入ってこない感じがしたので、もうちょっと簡単そうなのを買ってみた。

アレクサンダー大王―未完の世界帝国 (「知の再発見」双書)

アレクサンダー大王―未完の世界帝国 (「知の再発見」双書)

おもしろくて、こっちは一日でペロッと読めてしまった/(^o^)\

なんといっても写真が多いのがいいな。息づかいや鼓動まで伝わってくるかのようだ。ちょっと版組みに窮屈さを感じるというか、余白が足りないなっていう感じもするけれど、まぁ、許せる範囲。コンパクトなのもいいね。

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で、読み終わってから何となくわかったのだけど、『アレクサンドロス大王伝』を読むのがしんどかったのは、小アジアより東の地理があんまり頭の中に入っていなかったからかも。頭の中でイメージできていないから、いちいち付録の地図とにらめっこして、地図にできごとをマッピングしないといけないじゃん? あれで読むのが中断されるんだよな。さすがにバビロンがどこにあるかはわかるけど、スサやらペルセポリスがどこにあるのかってよくわからんかった。ペルシアにあるのはわかるんだけど、どっちが上で、右で、下なのかって感じのことがね。イッソスってここかよ! アルベラ(ガウガメラって言うんだな)ってどこぞ? そんなのも割とムズイわね。ちなみに「アルベラの戦い」って検索したら「地図」ってサジェクトされたから、みんな思うことは一緒なんだろうと思う。

アレクサンドロス大王伝 (西洋古典叢書)

アレクサンドロス大王伝 (西洋古典叢書)

  • 作者: クルティウスルフス,谷栄一郎,上村健二
  • 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 単行本
  • クリック: 5回
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おまけ

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こいつが気になってしゃあない。お守りっぽいが。