『道徳形而上学の基礎づけ』
執筆日時:
- 作者: イマヌエルカント,Immanuel Kant,中山元
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/08/08
- メディア: 文庫
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ようわからんかった。なるべくこまめにまとめて少しずつ読もうと思っていたけれど、ふわふわっと読み進めてしまい、結局ちゃんと理解せずじまい。
純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫) も3巻か4巻ぐらいで挫折したし、もう一度始めからを読まねばなぁ。ブログを転々と引っ越していたせいで、『純粋理性批判』に関してはメモをなくしてしまったようだし。2つだけ見つけたので、あとでこちらに転載しておく。
このシリーズの翻訳はとても読みやすく、解説もテキストと同じぐらい分量があるけれど、読みやすさとわかりやすさは比例しないし、解説もどちらかというと逐語的な説明なので、全体的な把握は自分でやらなければならない(別にこの本のせいじゃない)。
今回は、一度通読したということで満足しようか。
メモ
- とことん突き詰めて考えて、それ以上経験と論理からは導き出せないアプリオリなモノだの、トートロジーだのを取り出し、そこからまた演繹していくというのがこの人のやり方らしい。そういえば、『純粋理性批判』でもそうだった。こどもが「なぜ?」「なぜ?」と答えられなくなるまで問いかけるのに似ている。
- カントにとって経済活動(ビジネス)はどのように見えたのだろうか。“互いに互いを手段として用いる”のがビジネスだと思うので。不道徳なことなのだろうか。
- ついでに聞きたいのだけど、女性を好きになることはどう考えていたのだろう。とくに性欲の対象(手段)にするという点において。お互いがよければいいんだろうか。
- 目的の国(だっけ?)ってなんや。
- みんなが憧れ、尊敬するような原理へ、自分の行動を従わせよう。
- カントの考え方はカッコいい。けれど、個人的には老子の方が好きだ。