日記:お布団で Trello & ガンダムで無理やり理解する『古代オリエントの宗教』

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ここ数日は少し忙しく、夕ご飯を食べた後は崩れるように眠ってしまう。とはいえ、眠るのは数時間ぐらい。夜中は眼がギンギンして、本を読んだり、布団から這い出して Age of Empires: DE で遊んだりしている。そして、明け方また眠くなり、また少し寝る。

そんな感じなので、朝――といっても9時ぐらいだが――はなかなか寝床から出られない。というわけで、最近は iPad mini 4 で Feedly のチェックをしてたりする(そのために買ったわけではないのだが)。一晩放置するとだいたい 4,000 件ぐらい未読がたまるのだけど、そのほとんどは読み飛ばして、必要なものだけ Trello へ飛ばすのが日課だ。

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Feedly と Trello の連携は、iOS の共有コマンドで十分補える。Feedly の[iOS Sharing]コマンドで[Trello]を選んで、共有先のボードとリストを指定するだけ。

ただ、Trello のクラウドと同期するタイミングはアプリ次第みたい。すぐさま他の端末と同期させたい場合は、Trello アプリを起動する必要があった(起動すると同期アイコンがくるくるして、データがクラウドに送られる&クラウドから受け取ってるのがわかる)。これを忘れると「あれ? Trello に投げ忘れた?」ってなることがあって混乱する。あと、URL はアイテムとして添付される。まぁ、これは別にどうでもいい。

読書の方は、読みかけて放置していた『古代オリエントの宗教』を読了した。

古代オリエントの宗教 (講談社現代新書)

古代オリエントの宗教 (講談社現代新書)

「そういえば、世界史でマニ教とかミトラ崇拝とか習うけど、実際どんなもんかさっぱり知らんよなー」と思い Kindle で買ってみたのだけど、最初の方はともかく、中盤からはグノーシス主義の知識が要求され、ちょっと難しかった。あらかじめグノーシス主義とはなんぞやというのを攫ってから手に取れば、もっとよくわかったかもしれない。

グノーシス主義は、最初の三世紀の間、初代教会を脅かした最も危険な異端と言えます。プラトンなどの哲学者の影響を受けて、グノーシス主義は二つの偽りの前提に基づいています。

まず、霊と物質に関して二元説を支持しています。グノーシス主義者は、物質は本質的に悪であり、霊は善であると主張します。この前提の結果、グノーシス主義者は、肉体に対してなされることは、最も邪悪な罪でさえ、何の意味もない、なぜなら、現実のいのちは霊的な領域にだけ存在するのだから、と信じています。

二番目にグノーシス主義者は高い知識、ある数人の人にだけに知られている”より高い知識”をもっていると主張します。グノーシス主義は、ギリシャ語の’グノーシス’「知る」という意味のことばから来ています(俺注:英語での読み方は「ノーシス」、Know、Knowledge みたいな)。グノーシス主義者は、聖書からではなく、何か神秘的、高い場所の存在から得たより高い知識を持っていると主張します。グノーシス者たちは、より高い深い神の知識を持っているので、自分たちを他の誰よりも高級な特権階級だと見ています。

クリスチャン.グノーシス主義とは何ですか?

正直よくわからんけど、厨二病がよくかかる「世の中(現世)はクソだ、肉体は仮初で解脱すべき対象にすぎない」病の一種で、「だから、禁欲して霊的に生きよう、理性によって神の知を追求しよう」派と「ヒャッハー、好き勝手生きてやるぜ! 変なクスリとかやって感覚的に神に近づくぜ!」派に分裂するらしい。前者はストア派哲学に、後者はエピキュロス派や神秘主義、怪しいエロエロ宗教なんかにつながる感じか。

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この本の面白いところは、古代オリエントの宗教を「聖書ストーリー」という点から見ているところ。説明は雑になるけど、ラノベ原作と二次創作の派閥抗争だと思えばいいかもしれない。無理やりガンダムで例えるとこんな感じ

異論は認める。安彦良和のやつが本当に「オリジン」かとか、小説版では~とかそういう話をやってるとざっくり解釈すると、真面目に信じてる人には怒られそうだけど。