『戦国最強の水軍 村上一族のすべて』
執筆日時:
- 作者: 『歴史読本』編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/03/27
- メディア: 文庫
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文庫サイズだけど、カラー写真がふんだんに使ってあって充実した感じ。記述もコンパクトで、村上水軍初心者(?)にお勧めできる。巻末が史跡ガイドになっているのも便利でいい。
個人的にはそんなに新しい発見はなかったので、とくにいうことはないかも。船手衆の組織(頭は家老の次に偉いらしい)とか、元寇やってたのは主に因島村上氏とか小早川(の諸族)の水軍だったとか、そういうのは初めて知ったのでへぇって感じだったけど。
著者の一人は『瀬戸内の海賊: 村上武吉の戦い』の著者でもあるんだね。こっちの文庫本で予習しておけば、理解がより深まったかもしれない。
そういえば、以前訪れた「村上水軍博物館」で特別展をやっているのだそうな。
日本遺産『“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶-』を地域へ、全国へ、世界へ発信するための一環として、まず地元の尾道市・今治市で巡回特別展を開催します。
海賊の末えいに伝わる、至宝の中の至宝を一堂に展示し、魅力を発信します。
http://www.city.imabari.ehime.jp/bunka/event/nihonisan_tokubetuten.html
ちょろっと行ってこようかなって思ってる。
あと、村上水軍がらみではこんな話もあった。
番組終盤には、出演者たちが村上水軍の魅力について語った。そこで、司会の久本雅美が「村上ショージさんも村上ですよ」と口にすると、愛媛県出身の村上は「僕はね、末裔です」と断言したのだ。
出演者たちが疑いの声をあげる中、村上は過去に番組で調査したのだと明かす。寺に300年前まで村上の先祖をさかのぼった証拠が残っていたそうで、村上はそのとき、「村上さんは末裔で間違いないでしょう」と言われたというのだ。
割としょうもない話だけど(ごめんなさい!)、ちゃんと末裔が活躍してるんだなぁ、みたいな。