述語論理
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すべての、任意の
全称記号(ぜんしょうきごう、universal quantifier)とは、数理論理学において「全ての」(全称量化)を表す記号である。通常「∀」と表記され、全称量化子(ぜんしょうりょうかし)、全称限量子(ぜんしょうげんりょうし)、全称限定子(ぜんしょうげんていし)、普遍量化子(ふへんりょうかし)、普通限定子(ふつうげんていし)などとも呼ばれる。
(すべての x について、任意の x について)
TeX 記法
[tex:\forall x]
ある、適当な
存在記号(そんざいきごう、existential quantifier)とは、数理論理学(特に述語論理)において、少なくとも1つのメンバーが述語の特性や関係を満たすことを表す記号である。通常「∃」と表記され、存在量化子(そんざいりょうかし)、存在限量子(そんざいげんりょうし)、存在限定子(そんざいげんていし)などとも呼ばれる。
(ある x について、適当な x について)
で、「P という条件に当てはまる x が存在する」ってな感じかな。
TeX 記法
[tex:\exists x]
や で指示されている変数のことを束縛変数(bound variable)と呼び、そうでないものを自由変数(free variable)と呼ぶ。
述語
(たとえば、「~は素数である」「~は3歳だ」など)
TeX 記法
[tex:P(x)]
述語はその引数(?)の数に応じて、性質が決まる。
- 0:命題
- 1:性質
- n:関係
述語論理は、命題論理を含んでいる。
述語論理
以上の記号と、 論理演算子 - だるろぐ で出てきた を組み合わせて組み立てる。
例:ゴールドバッハ予想
「4以上のすべての偶数は、2つの素数の和で表せる」
ここでは以下の述語を仮定する。
- :x は4以上である
- :x は偶数である
- :x は素数である
[tex:\forall n \exists x \exists y \{(G_4(n) \wedge E(n))\to(P(x) \wedge P(y) \wedge (n=x+y)) \}]
このように、述語論理さえ使えば通常の数学はすべて表現できる。
次は導出図やなぁ……