『Windows Sysinternals徹底解説』

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Windows Sysinternals徹底解説  ―― Windows管理者必携ツールを使い尽くすためのバイブル (マイクロソフト公式解説書)

Windows Sysinternals徹底解説  ―― Windows管理者必携ツールを使い尽くすためのバイブル (マイクロソフト公式解説書)

WWD いってきたよ! - だるろぐ でゲットしたので、もう2か月経つのか……月日が流れるのは早い。その間にも、この本は何度も役に立ってくれた。買ってよかったなぁと思う。日本語でまとまった情報が得られるのは、やはり心強い。

大部分は Sysinternals ツールのリファレンス(第2部)になっている。「Process Explorer」をはじめとするツールの使い方が手取り足取り解説されている。これをマスターすれば、システムのトラブルシュートに絶対役立つはず。

また、読み物として面白い部分も多い(第1部・第3部)。

とくに、第2章「Windows のコアの概念を学ぶ」は当然知っているべき内容がコンパクトにまとめられている。本当は『Windows Inside』あたりを読むべきなんだろうけど、みんながみんなそうはいかないと思うので、これだけでも読んどけ。知らなきゃ恥ずかしいぞ(←

あと、個人的には第1章「Sysinternals ユーティリティの始め方」や第3部「トラブルシューティング ―“ 原因不明の…の問題”」が面白かった。

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第1章は Sysinternals の歴史の簡単な紹介(こういうの読むのが好きだ)と、知っておくと便利な Tips が紹介されている。 http://live.sysinternals.com/ をネットワークドライブとして追加しておくと便利だぜ、とか、コマンドラインで使うときに /accepteula スイッチで許諾画面をスキップできるぜ(未対応ツールあり)とか。知ってるようで知らないことが多い。

第3部は具体的に Sysinternal ツールを使ったトラブルシュートの実例がいくつか解説されている。だいたいは「Process Explorer」を使うのだけど、中には「Desktops」を使った Tips なんかもあって、へぇ、と勤務中に口に出してしまったぐらい。

そうそう、この本は業務に役立つという名目で、会社の業務時間中に読んでました。まじ役に立つ。