UX ってのがなんだかイマイチ理解しきれてないけど、自分なりに考えてみた

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WDD の話の続きのようなもの。

これに関する話題をあちこちで読んでみたけど、 小野和俊のブログ:Metro UIは「UXアプリ養成ギプス」 が言い得て妙でわかりやすいなぁ、と思った。

メトロデザインで必要とされることの一つに「全体のデザインの統一性」が挙げられると思う。「統一されたデザイン」は、使いやすい。ネガティブにとらえるならそれは「制限」に過ぎないのだけど、その分「凝縮」されており、よく練られた「UX思想の土台」になっている。メトロをみると、今までの(Windows)アプリって、自由すぎて無駄が多く、開発者&ユーザーの思考・試行・空間・時間が知らず知らずのうちに浪費・発散してしまっていたのではないかな、と感じてしまう。

iPhone が登場し、あの迫っ苦しい画面と貧弱なリソースでもデスクトップと同等またはそれ以上の「凝縮された体験」が楽しめるということが実証された。そしてそれが、今度はタブレットへと拡張されつつある。メトロはそれの追随だと思うけれど、iOS がやった以上の「凝縮」を成し遂げているように見えるし、たんなるスマフォからタブレットへのスケールアップにとどまらない機能を提供していると思う*1

まぁ、それはともかく。

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今、僕は簡単な Markdown エディターを作っているのだけど、 WWD いってきたよ! - だるろぐ でいろいろ学んだおかげもあって、ちょっといろいろ改造したくなってきた。メトロをアレだけ見ちゃうと、今作ってるヤツは「コレジャナイーイ」感が半端ない。

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どーせならWDDで得た成果を活かして、UX(ユーザーエクスペリエンス)を考えたモノに改造したい。WDDでもらったでっかいメモ帳に、適当にアイデアをまとめていくよ!

編集とプレビュー

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このアプリでやりたい・実現したいユーザー体験は、Markdownテキストの編集とHTMLのプレビュー。だから、それを全面に押し出すよ! 全画面フルに使って編集&プレビューしてください。

検索・履歴

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もうひとつ実現したいのは、以前に書いたテキストを簡単に呼び出せるということ。Windows フォームだったら、検索や履歴機能は小さなメニューへ押し込まれているのが普通だけど、せっかくのメトロスタイルアプリなんだから、その体験はぜひもっとアクセスしやすく、楽しく使えるようにしたい。

たとえば、検索機能はチャームから。ストレージに溜め込まれたドキュメントから目的の物を探し出し、サムネイルで並べる。

履歴機能はAppバーから。Internet Explorer 10 のタブみたいな感じにしたい。このアプリにタブという概念はないけれど、強いて言えば“過去の履歴=タブ”みたいな感じに見えるようにしたい。

もうひとつ考えたのは、左右フリックでの[戻る][進む]操作。履歴機能のほとんどって、[戻る][進む]じゃない? だったら、フリック(またはキーボードショートカット)で手軽に使えたらすごく便利だぞ。ちょっとリッチな書式をもつメモ帳のようにも使ってほしいから、ページをめくるように使えたらいい。しかも、このメモ帳にはページがほとんど無限大にある!

(あー、ページ内検索機能はどうしよう……メトロ版IE10での実装を今度参考にしてみるか)

イメージピッカー

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HTMLドキュメントに画像を埋め込む作業も少し考えないと。デスクトップと違ってドラッグ&ドロップというわけにもいかないし。

とりあえず、このアプリに画像を埋め込むときは SkyDrive (決め打ち!)を使うようにしてみればどうだろうか。ローカルイメージを選択したら、それを SkyDrive へアップロードして短縮URLを取得し、Markdown の書式として挿入する。もとから SkyDriveFlickr といったオンラインストレージに保存されているイメージなら、そのままURLを取得すればイイ。けれど、オフラインの時困るかな……とりあえずローカルパスを埋め込んで、オンラインの際にそれをクラウドへアップロード・置換するというので何とかなりそうだけど。

保存・共有

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最後はエクスポート。これはチャームの[共有]から行う。XML-RPCでブログへ送ったり、SkyDrive なんかにファイルとして吐き出したり、メールで送ったり。

エディットモードで共有したときはテキスト形式で、プレビューモードで共有したときはHTML形式で共有。ここはメニューを増やさず(テキストとして共有とかHTMLとして共有とか)、なるべく規約ベースで機能を表現したい。となると困るのはエディット&リアルタイムプレビューモード(エディット画面とプレビュー画面が半々)の場合だけど……まぁ、あとで考えよう。

それにしても「ファイルとして保存」機能は必要かなぁ……できれば削りたいけど、デスクトップアプリとの連携を考えれば必要かな。

あと、複数の環境で設定をローミングできるようにもしたい。とりあえずは基本的な設定を、できれば分離ストレージの保存してあるドキュメントも全部同期させたいけど、さすがにそれは審査で怒られるかも。

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以上、こんな感じ。実現するのがいつになるのかはわかんないけど、妄想するだけでも楽しいよね(ぁ
最近は WPF に対する理解も少し高まってきたので、メトロスタイルアプリも頑張ればいけるんじゃないかなぁ……そうだったらいいなぁ……みた感じ簡単そうなんだけどなぁ……

WDD にいくまでは Markdown エディターのUXを考えようだなんて、思いつきもしなかった……。それも、メトロという「制限」にして「UX思想の土台」があったればこそだと思う。

*1:セマンティックズームとか