ASP.net MVC 3 で Dropbox を利用する
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自家製の Wiki システムを ASP.net MVC 3 で作ってて、「リビジョン管理機能がほしいですなぁ」と思った。そこで試行錯誤したのだけど、だんだん面倒になってきた。そしたら思いついた。「Dropbox に記事を保存すれば勝手にリビジョン管理してくれるんだから、そっちにバックアップ取ればいいじゃん」「そもそも Dropbox をデータベースとして使えばよくね?」というわけで、とりあえず Dropbox を使うところから始めてみた。
準備
まず、アプリケーションの作成。
別に認証機能は要らないや。
今回は SharpBox (http://sharpbox.codeplex.com/) を使って楽をすることにした。NuGetでさくっとインストール。
あと、https://www2.dropbox.com/developers/apps でアプリの登録をしておくのも忘れずに。APIキーをここで取得しておく必要がある。
コード
コントローラー
まず、Homeコントローラーを作る。なぜ Home という名前なのかというと、Global.asax を書き換えるのが面倒くさいからですね。わかります。スキャフォールディングも使って楽をしましょう。
Index メソッドを書く。とりあえず動かしているだけなのでごちゃごちゃしているけど、接続→ルートの取得→(ファイルアップロード)→ファイルの列挙 という操作をしているだけ。あとでモデルへ追いだそう。
public ActionResult Index() { var storage = new CloudStorage(); var config = CloudStorage.GetCloudConfigurationEasy(nSupportedCloudConfigurations.DropBox); // load a valid security token from file ICloudStorageAccessToken accessToken; using (var fs = System.IO.File.Open( Server.MapPath("~/App_Data/DropBoxToken"), System.IO.FileMode.Open, System.IO.FileAccess.Read, System.IO.FileShare.None)) { accessToken = storage.DeserializeSecurityToken(fs); } // open the connection var storageToken = storage.Open(config, accessToken); // get the root entry of the cloud storage ICloudDirectoryEntry root = storage.GetRoot(); if (root == null) { throw new Exception("ルートあらへん。"); } // Upload file if (root.Length == 0) { storage.UploadFile(Server.MapPath("~/App_Data/Home.md"), root); } // Enum files var model = new List<ICloudFileSystemEntry>(); foreach (ICloudFileSystemEntry entry in root) { // フィルタリングとか。あ、Linq使えばよかった model.Add(entry); } // close the cloud storage connection if (storage.IsOpened) { storage.Close(); } return View(model); }
トークンファイルの作成
言い忘れていたが、 /App_Data/DropBoxToken は、SharpBox に付属のツールで作成する。(プロジェクトフォルダ)\packages\AppLimit.CloudComputing.SharpBox.1.2.0.542\lib\net40-full にあるので探してみよう。これがわからなくてだいぶググった。じゃなくてビングった。SharpBox 1.2 から認証周りがだいぶ変わっていて、サンプル読んでいるとダマされるので注意。
できたファイルは App_Data に突っ込んでおいた。あまり自信はないけど、APS.net の作法ではこれでいい気がする。ついでにファイルが何もない場合にアップロードする初期ファイル(Home.md)も、ここに用意しておいた。
ビュー
Home/Index のビューを作成する。Index メソッドのコンテキストメニューから簡単に作成できる。
@model List<AppLimit.CloudComputing.SharpBox.ICloudFileSystemEntry> @{ ViewBag.Title = "Index"; } <h2>Index</h2> <ul> @foreach (var i in Model) { <li>@i.Name (@i.Modified)</li> } </ul>
Thanks!
ほとんどここを参照したので、みんなも見てみればいいと思うよ。 → Unboxing Dropbox and SharpBox | Jayway Team Blog - Sharing Experience