閉塞感について

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日本は今、閉塞感に包まれていると言う。一方で、そんなことはないそれ相応に楽しんでいる、というヒトもいる。

そもそも閉塞感は、上昇志向や改革指向のヒトのみがもつ感情で、現状を変えたいと願わないヒトには無縁のモノ。だから、閉塞感を訴えるヒトがいる一方で、なにを言ってやがる、今で十分ではないかというヒトがいても、そんなにおかしなことではない。

閉塞感がある一定以上になれば、それが現状を変える政治力になって、改革(もしくは革命)が起こるだろう *4。だったら、みんなにもっと閉塞感を植えつければ、改革へのチカラに転化できるのではないか?*5 逆に現状を維持したければ、殴って抑えつけたり、論点をずらしてみんなの目線を変え、閉塞感を和らげたり解消すればいいだろう*6。閉塞感をめぐるこういった綱引きは常にあって、時に罵り合い、殴り合いにまで発展するわけだ。

だから、そういうのからは少し距離を置きたいな、と最近思う。自分は多少閉塞感を感じるけど、それを必要以上に他人には及ぼすまい。