ネコマスクとネコグツで安全・快適シャンプーを実現した

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ウチの ねこやなぎ にノミが大量発生しているようで、盛んに痒がっている。なので、時間を見つけてはまめにブラッシングしてやるのだが、これがだいぶ気持ちがいいらしい。おかげで最近では触っても「シャーッ!」だの「ウッーーー!」だのと文句を言わなくなったばかりか、自分から進んでブラッシングを要求するようになった。仕事を始めるとネコタワーから降りてきて、キーボードを打つ手を肉球でぷにぷにしてきたり、キートップに頬をこすりつけるさまはかわいらしいが、正直なところ、仕事の効率がだいぶ落ちていてヤバい。とにかく、ようやく慣れてきたようで……コロナ騒ぎも落ち着きつつあるし、今週末にでも念願の動物病院デビューをさせるつもりだ。

さて、ブラッシングに並行してシャンプーもまめにやっている。ブラッシングは大歓迎な ねこやなぎ も、シャンプーは大嫌いなようで、引っ掻くわ、噛みつくわで毎度流血が絶えない。前回の みのむし袋 導入はかなりの効果があったが、いかんせん、あみあみの袋が邪魔で、毛の奥深くまでシャンプーをいきわたらせることができない。

そこで、新兵器 ネコマスク を Amazon で発注。早速試した見たのがこちら。

もふもふマスクを装着した様子。永遠に後退だけする生き物になる
もふもふマスクを装着した様子。永遠に後退だけする生き物になる

サイズは M をチョイスしたのだが、少し大きかったか。けれど、目と口をしっかりカバーしつつ、鼻はちゃんと息ができるようにオープンになっている。なかなかのクオリティではないか。値段は ¥2,420+配送料 ¥900 と少し割高に感じたが、このクオリティなら許容範囲内だと思う。

面白いことに、ネコマスクを装着すると、うちのネコは前に進まなくなる。ひたすら後ずさりし、とうとう部屋の隅にハマってしまった。どうやら、本能的に背後からの攻撃を恐れ、それを封じようとするようだ。日頃は旺盛な攻撃性もすっかり影を潜め、首根っこを掴んでも、牙はおろか、爪による攻撃すらない。こうかは ばつぐんだ!

ついでに、ネコマスクを買うときにたまたま発見した ネコグツ も試してみた。これは ¥1,830 で送料無料。ネコの足に装着するシリコンが4つと、専用のケースがついてくる。

すっかりおとなしくなってしまった。若干、虐待風味でもあるのであまり多用したくないが……。

ネコグツをはかせると、すっかりおとなしくなってしまった
ネコグツをはかせると、すっかりおとなしくなってしまった

クツはマジックテープで止める仕組みになっていて、しっかりつけていても暴れると取れてしまうことがある。しかし、その効果はなかなかのもの。シャンプーをするとき、ネコマスクは首筋や頭を洗う邪魔になるが、ネコグツをかましておくことで安心してネコマスクを外すことができる。爪と牙の両方を警戒するのは難しいが、片方を封じてしまえばそれほど脅威ではないのだ。おなかを洗うときは爪を立てて抗うが、それを封じることもできる。

おかげで、以前よりもシャンプーが格段に安全で、簡単になった(なお、油断して1回だけ深々と噛まれた模様)。早く済ませることができるので、ネコへの負担も減りそうだ。

ただ、そのあとが失敗だった。念入りに乾かしてやろうとドライヤーを長めにかけていたところ、失禁したのだ。せっかくシャンプーで洗ったのに、しょんべんまみれに……もう一度洗うと、今度は風呂場で脱糞する。手短にシャンプーができても、そのあともたもたしているとネコの心理的負担となってしまうらしい。とくにお尻を念入りに乾かすのは禁忌だ。

その次からはバスタオル2枚で体を包み、わしゃわしゃっと拭いてやることにした。顔を隠して、全身をマッサージするようにしてやれば、ネコマスクもネコグツも要らない。おとなしく、ときにゴロゴロいいながらじっとしてくれる。

もふもふになった ねこやなぎ。もう膝の上に抱いても怒らない
もふもふになった ねこやなぎ。もう膝の上に抱いても怒らない

すっかり男前になり、これで動物病院へ行く準備は完了した。――ねこやなぎの ω がなくなるまで、あと X 日。