8月7日:『シュメール神話集成』

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シュメール神話集成 (ちくま学芸文庫)

シュメール神話集成 (ちくま学芸文庫)

世界四大文明のひとつであるメソポタミア文明。この「肥沃な三日月地帯」に栄えた文明の基礎を築いたのが、チグリス・ユーフラテス川の下流域に生活していたシュメール人であった。彼らは独特の楔形文字を使って粘土板に神話や叙事詩を刻み、その世界観は後世の周辺地域に絶大な影響を与えたと言われる。旧約聖書の「ノアの方舟」へと継承された「洪水伝説」のほか、「イナンナの冥界下り」「ウルの滅亡哀歌」など、神話を中心に16の文書を精選。他では読むことのできない重要な原典に、充実の注・解説を付したアンソロジー。

居酒屋でチビチビ読んでたのであまり進まなかったのだけど……結局半年かけて読んだのか。

結構面白いところが多くて、ページに折り目がいっぱいできた(自分は興味深いところに折り目を付ける癖がある。だから図書館で本を借りられないのだ!)。でも、神さまの関係は一度まとめないとわかんねーな。暇なときにでもやるか。

本書には16のお話が収録されているとのことだけど……圧巻はやっぱり「ウルの滅亡哀歌」かな。あんまりこういう神話で感動したことはないんだけど、繰り返される嘆きはさすがに胸を打つというか、目の奥が熱くなるのを感じた。いつか東京やニューヨークも瓦礫と化す日が来るのだろうか。

あとはこまごま。

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古代の武器って、やっぱり棍・棒に原始的な刃物を付けたものが主流だったのかな。弓矢は結構昔からあるっぽいけど。シュメール人って割と現代人との隔たりを感じさせないから、なんとなくイメージが難しいな。普通にパンとかビールとかチーズとか食ってるし。――あ、一つ忘れていた。