日記:羽生さんの1,400勝と『ダンジョン飯』6巻
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昨日は将棋の名人戦に釘付けだった。1日目からすごいことになってんなー、っていうか、自分が指してたら最初の角交換されたところで「しまった! やっちまった」って感じだけど(素人向けなら「ここは飛車を2筋に戻す前に、強襲を受けないように穏便に指しましょうね」って感じだよね)、あれでもちゃんと形勢のバランスがずっと取れていて、最後まで難しいって……普通にすげーと思った。
個人的には終始、羽生さんがちょっと有利なのかなぁって思ってたのだけど、コンピューターでは名人がほんのちょっと有利で推移していたみたい。敗着が分かんない将棋だったけど、結局は時間の使い方と大局観(と“指運”)が勝利を分けたのかなぁ、って感じた。
それにしても、タイトル100期を目指す番勝負の最初を1400勝目で飾るとは……どれだけ“もってる”んだろうね、この人は! 天彦さんも Twitter で一局を振り返ってくれて、とてもよかった。今期は羽生さんに勝ってほしいけど、ただのファッションスキーじゃないなって思う(← 失礼かよ!
木曜日は買ったばっかりの Apple Watch を付けて、父とお好み焼きを食べに行った。Apple Watch の話は、また機を改めて。
あとは……夜中に目が覚めたら、『ダンジョン飯』の6巻が Amazon から降ってきていたので読んだ。
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: Kindle版
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ライオスたちを中心に話を展開していると、読者がついうっかり忘れそうになる
- このダンジョンではカジュアルに死んでカジュアルに死ぬ
- 黒魔術は忌まわしいもの
っていう設定が、シュロー達、他のパーティーの参加であらためて浮き彫りになったかな。ライオスたちは今のところ死んでない(昔話で死んだっていう描写はある)ので、ついこの世界の死の重さを間違えそうになる。凄腕っぽいメンバーがハーピーにサクサク殺され&サクサク蘇生されて初めて、ちゃんとこの世界の異常感がでてくるよね(ナマリのパーティーも死んでたけど、そこまであっさりじゃなかった)。あと、黒魔術の忌まわしさは……マルシルの立場のなさがちゃんと描かれてないと「仕方ないから仕方ない」で終わっちゃう話だった。「バレたらこの世界に居場所がなくなる」レベルなのを忘れそうになるのを、ちゃんと軌道修正した巻だった。
「飯」要素がだんだん減ってきて、世界設定の話に踏み込みつつあるのは、すっかりストーリーが分かんなくなった『進撃の巨人』の二の舞にならないか不安――ネタ切れならいい感じにサクッと終わらせてくれよ!――だけど、シェイプシフターの話も、夢魔の話(幼女マルシルかわいいw)も結構面白かったし、まだまだ大丈夫そう。
ちなみに、この巻のお気に入りのコマ。
「食事は暇なときにするものじゃない」とか言うセリフも好き。栄養ドリンク飲んで無理くり頑張るヒトより、長期的な体調管理も考えて頑張ってるヒトの方が「真面目」だし、評価したい――そう思う吉宗であった。