岡山から少し足を延ばして姫路城へ
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去年の12月初め、@ramusara 君と岡山に行ったのですが……
その帰り、少し足を延ばして姫路城に行ってみました。実は姫路城に行くのは生れてはじめてかも……。
ちなみに、僕らが要った頃、ちょうど入場者数の記録を突破したらしい。場内は一時入場制限がかかるほど込み合っていて、床が落ちないかなーと少し心配になりました。
世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)の2015年度の入城者数が9日、222万人を突破し、日本の城郭の年間入城者数で過去最多を記録した。これまでの最多は、熊本城(熊本市)が08年度に記録した221万9517人だった。
姫路城は約5年半にわたる「平成の大修理」を3月下旬に終え、かつての輝きを取り戻した。「白鷺(しらさぎ)城」をもじり“白すぎ城”などと話題になり、国内外から観光客が殺到。本年度は、市の想定より約1カ月早く7月に100万人を達成し、11月に200万人を超えた。来年3月末までに250万人を見込む。
市によると、姫路城のこれまでの最多は、「昭和の大修理」直後の1964年度の174万人。天守が国宝5城(姫路、松本、彦根、犬山、松江)では最も多かったが、熊本城や名古屋城、大阪城などに大きく離されていた。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201512/0008634264.shtml
姫路城のいいところその①:すぐ見える
JR 姫路駅を降りると、すぐ見える! これはテンション上がりますな。伊予松山城もこうだったらいいのになー。JR 予讃線がちょっと辺鄙なところを走っているので、車窓から城が見えないのはちょっと残念。ぼくにお金がいっぱいあれば、三津へ寄るのは伊予鉄に任せて、高架でまっすぐ松山駅まで南進し、車窓から城が望めるようにしたい。だって、見えたらきっと行きたくなるでしょう? 見えないものを見に行こうと思うのは、事前の情報収集と行動に移す切っ掛けが要るけれども。
姫路城のいいところその②:きれいに残っている
姫路城で「中村大佐顕彰碑」というのを見かけました。中村大佐って誰なんだろうなぁ、と思いかえって調べてみましたが――
日本古来の城郭は兵器の発達にともなって、無用のものになり、明治6年(1873年)のはじめ、太政官は全国の城郭125の廃棄を布達し、姫路城など56の城が残されました。しかし、その後各城とも腐朽がはなはだしく、姫路城も取りこわしのため、市内の神戸某氏が23円50銭で落札したほどでした。
陸軍省第四局長代理中村重遠大佐は、先人の築いた名城はぜひ後世に残さねばならぬと考え、陸軍卿山県有朋を説いて、名古屋城と姫路城は陸軍の費用で修理することになりました。
中村大佐は、明治17年(1884年)45歳で亡くなりましたが、文武に達した古武士風の人だったといわれています。
残念ながら名古屋城は空襲で焼けてしまいましたが、先人の努力のおかげで、こうして今、姫路城を見ることができるのですね。
ちなみに、松山城は明治初期に二の丸と三の丸を火災で失ったほか、廃城令で麓の建物は解体され売り払われました。しかし、本丸は公園として残され、大正12年、旧藩主家の久松家へ払い下げ。そのまま松山市に寄贈され、以降、松山市の所有となっているとのことです。山の上にあったので解体するのが面倒だったのかなぁ。あと、子規の歌などで有名になっていたのも保存の後押しになったかも。
姫路城のいいところその③:フォトジェニック
どこから見てもかっこいいんだよなぁ……これにはどこの城もかなわんね。
姫路城のいいところその④:ごはんもまぁまぁイケる
ランチには“姫路おでん”を食べました。生姜醤油で食べるのがちょっと変わってるかも?
あとはアナゴ飯なんかが有名なのかな? うまうまでした。