Surface Pro 3 気になるところ【解像度編】
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むかし、かーちゃんのパソコンが壊れて、代わりを選んでやらなきゃいけなくなったときの話。家電量販店に行くと、Surface Pro(たぶん 1 の頃だったと記憶している)のコーナーがあったのさ。で、かーちゃんに「これなんかどうよ」って言ってみたわけ(ダメもと&自分が使ってみたい)。そしたら一言。「小さすぎない?」そういわれてみると、周りは大画面がウリのデッカいノートパソコンばっかりで、そこだけこじんまりしていて貧弱に見える。かーちゃん自身も最近目があまりよくなく、デカいディスプレイをご所望だったので、その時は VAIO のなんかデカいヤツをちょっと値切って買ったのだけど……まぁ、確かに少し小さいかな。実際、10 型の古い Surface Pro はあまり自分のカネで買う気が起きなかった。
で、12 型の Surface Pro 3 を手にしたのだけど……このデカさ、10 型より全然アリだと思った。
寸法 | ディスプレイ | 解像度 | |
Surface Pro 3 | 292mm × 201mm | 12 インチ | 2160 x 1440(3:2) |
Surface Pro 2 | 275mm × 173mm | 10.6 インチ | 1920 x 1080(16:9) |
iPad(参考) | 241mm × 186mm | 9.7インチ | 2048 x 1536(4:3) |
iPad mini(参考) | 200mm × 135mm | 7.9インチ | 2048 x 1536(4:3) |
デスクトップが広いし、雑誌がちょうど拡大・縮小なしで読める。さすがに見開きのページはちょっと字が小さめだけど、iPad mini で読むときみたいに拡大やスクロールに頼らずに読むことは可能で、ストレスが少ない。
Surface Pro 2 は細長くて、縦解像度が足りない感じだったのだけど、その点、Surface Pro 3 の 3:2 のアスペクト比は雑誌を読むにはちょうどいい。個人的には、
- iPad mini:マンガ、小説
- Surface Pro 3:雑誌
という役割分担がピッタリだと思う(iPad も、もうワンサイズ大きくていいんじゃない?)。
(閑話休題だけど、Surface mini はこの点で iPad mini には現状勝てないと思う。Kindle が日本に対応していないから。Surface mini は米国より日本の方で人気がでそうだけれど、Kindle も読めないのでは売れる要素がない。なので、Surface mini を出さないという決断は正解だと思ってる)
一方、大画面化によるデメリットもある。
まず、タブレットとしては重い。だいぶ軽く作ってあると思うし、これ以上の軽量化はバッテリーなどの分野でブレイクスルーがないと無理かなぁ、と思うのでこれは仕方がない気もするけれど。
- Surface Pro 3:1.49 kg/cm3
- iPad:1.53 kg/cm3
あと、タブレットとしてはやっぱり iPad mini 程度の大きさのほうが収まりはいいかな。雑誌読む頻度 << 文庫・マンガ読む頻度ってのもあるけど、今のところ寝床でも iPad mini を使うことの方が多い。自分の中で、Surface Pro 3 は ノートパソコン:タブレット=2:1 ぐらいなイメージ(次回ぐらいに書こうかなと思うけど、ペンを使いだすとまた違ってくる。ペンいいぞ、ペン)。
次に、アプリによってはマルチサイズ対応がイマイチで、使い勝手に難がある。たとえば、Windows ストア の Windows 用 マガストア 電子雑誌書店 アプリ の場合、一瞬、雑誌の買い方がわからなかった。
正解は、グレーの詳細情報部分をスクロール。
コントロールの高さを決め打ちにしているので、せっかくの大画面が活かせていない。下の余白 is 何? Why 罠をクリアしないとコンテンツを買うことすらできない? 雑誌のサムネイルもフローできるようにすれば、三段表示になってコンパクトに大量のデータを表示できるのに。
でも、ストアアプリはまだマシな方*1。これがデスクトップ アプリともなると HiDPI 対応は悲惨の一語に尽きる*2。自分などわざわざ DPI*3を 100% に下げて使っているぐらいだ(まぁ、これはこれでデスクトップが広くていいんだけど)。
よっぽど暇な人以外、そろそろ WinForm で開発するのは止めましょう(ついでにその Windows XP も窓の外に投げ捨てろ)。僕もこれから何かアプリ作るときは WPF にしておくよ……orz