実家に帰って、アンコウ鍋食べた
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一昨日は実家に帰って、アンコウ鍋食べた。母が年末に用意したのに、なかなかみんな集まらず、つい食べそこなってしまっていたものだ。結構おいしくてついついおなかいっぱい食べてしまい、アゲアゲになって、最後は酔っぱらってみんなで踊りまくってしまった。さぞかし近所迷惑だったろう。
食事中は、もう7年か8年前になるのか、あの事故についても少し思い出話をした。
過酷なこと、悲惨なことに直面したとき、たぶん、普通の人は頭が真っ白になる。自分がそうだった。それまでの自分には、自分は“普通の人”ではない、どこかしら抜きんでたところをもつのではないかという期待を心のどこかに宿していたと思うのだけれど、まったくそんなことはなかった。勇気なんてこれっぽっちも持ち合わせていなかった。
あれから思ったのだけど、いざというときに自分を突き動かすことのできるのは、結局のところ、勇気というよりもむしろ義務感なんだろう、と僕は思う。恩義を裏切らないとか、期待を裏切らないとか、家族、友人、なにより自分を裏切らないという義務感が、自分をその場に踏みとどまらせる。
自分がそうだったから言うわけではないが、生まれながらにして勇気を持ち合わせる人など、それほど多くない。けれど、義務感は自分の中で育むことができる。自分の義務感に自信を持つことができれば、もっと大胆にだってなれるだろう。
ご飯のあとは、弟1号が挑戦してきたので将棋の相手などしてみたのだけど、
圧勝してしまった。一手一駒の差で詰まないと確信できるならば、別にあわてて王手をかけずとも、ゆるゆる詰めろ詰めろで追い詰めていけばいいのだ。