『バンド・オブ・ブラザーズ』

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風邪ひいてぶっ倒れていた。本を読む気にもならない。こういうときに、Hulu はよろしい。ツタヤに行かなくても腐るほど映画があるしな。今回はかねてから観たいと思っていたけど、なかなかチャンスのなかった『バンド・オブ・ブラザーズ』を観た。まぁ、映画じゃなくて「テレビ」ドラマなんだけど。アメリカってすげえなぁ……ドラマ1本ですら、『プライベート・ライアン』並の迫力と規模だよ。

本作は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線における、アメリカ陸軍第101空挺師団第506連隊第2大隊E中隊の活躍を描く。空挺というのは、要はパラシュート部隊だね。ノルマンディーでは、主力が上陸する*1際、ドイツの防御陣地の中に飛び降りて、内部から長距離砲を破壊したりしていたみたい。

ノルマンディーでの降下作戦は夜に行われる。乗ってる輸送機が高射砲でガンガン落とされるし、パラシュートに火がついてるし、そこらじゅう大小口径の鉛玉が飛び交っている。戦場の混乱の中で、半島中に「ばら撒かれた」降下兵。体重並の重武装は降下時の衝撃で吹っ飛び、たとえ無事に降りられたとしても周りには味方がおらず、手にはナイフ一本しかないというのがザラだったようだ。わしだったら、10回ぐらい死んでる気がする。

そこからも苦難がてんこ盛りなのだけど、それは実際に観てくださいって感じ。

それにしてもビックリなのは、このドラマが「事実」を描いていること。毎回、冒頭に爺さんのインタビューが挿入されるのだけど、この爺さんたちが作中のウィンターズ少佐だったり、スピアーズ少尉だったりするんだよね*2。実名なんだ。無論、脚色はあるだろうし、米軍兵の視点からの描写にはなっているのだろうけど、ちゃんと「事実」が再現されている。

話自体は一話完結タイプなので、少しずつ見ても、途中でスジが分からなくなって投げ出すことはないと思う。ただ、サブタイトルの和訳は全然イケてないと思った。

おまけ

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この[パスワード]っていうボタン、なんなんだろ、って思ったら……

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[ピン留め]のことでした! なんという誤訳(?)

*1:『プライベート・ライアン』の冒頭部分では、こちらの様子が描かれていた

*2:誰が誰なのかは、番外編の11話で明らかにされる