日本国民の半分以上は支持する政党もないくせに年内解散・総選挙を望んでいる
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政党支持率は民主党6.9%(前月比0.2ポイント増)、自民党13.3%(同0.8ポイント増)で、ともに微増。今回から調査対象となった小沢一郎代表率いる新党「国民の生活が第一」は0.9%にとどまった。他は公明党4.3%、共産党1.5%、みんなの党1.2%、国民新党0.2%、社民党0.1%で、支持政党なしは69.3%だった。
一方、衆院選をいつ実施すべきか尋ねたところ、9月8日までの「今国会中」は16.5%、「今秋から年末までに」が38.5%で、年内解散は合わせて55%。「来年の前半までに」は14.6%、「来年夏の参院選とのダブル選挙」は14.7%だった。
支持政党のない人と年内解散を望む人がどれだけ重なっているかはこの記事から読み取れないので、タイトルは煽り。でも、それほど外してはないと思う。
政治家には「信念がない」などと批判しつつ自分は無責任な「無党派」を気取るのが、今の日本国民ということだ。どこの党も支持していないのに、早期解散を願ってどうする?*1 選挙だってお金がかかるんだよ*2。
「支持する政党がない」というのは言い訳にならない。スジの通った無党派なら自分で立候補すべきだし、それが無理だとしても投票所に行くべきではないし、行ったとしても白票を投ずるべきだ。なぜなら、投票すべき支持政党をもたないのだから。ましてや、解散の時期などいつでもよろしい、予算がかかるのだから任期満了が望ましい、という態度が正しいはず。
なのにフラフラとその場のノリで虎の子の票を民主党へ差し上げたのがこのザマだ。民主党がただの選挙互助会で、政権をとったら分裂必至で、マニフェストなど守りようのないのは明らかなのに*3。別に自民党がいいとは言わないが*4、ああいう党に国民の大多数が投票するなんて見識を疑う。政治家の無節操・不見識なんか笑えないよ。で、お次はといえばとりあえず最近流行りの維新の会にでも投票するのだろう。維新の会には多少シンパシーを感じるけれども、そういった衆愚票で政権をとるのは望まないな。
まぁ、投票は国民の権利なので好きに行使すればいい。ただ、スジの通った政治を望むなら、国民それぞれがスジの通った意見をもつのが先なんじゃないかな*5。そして、自分の意見が許す範囲でスジの通った意見をする政党を選び、また政党がスジを通した行動をするように監視すべきだ*6。
まず、自分の考えを知り、それに近い政党を応援することから始めようよ。