"経済学"を学ぶ意味

執筆日時:

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みんな毎日お金を使ってるので、みんなお金についてよく知ってると自負している。けれど、実はびっくりするほど何も知らない(おれも知らない)。

たとえば、このうち一つでも「えっ?」と思うことがあれば、"経済学"を学ぶ意味があると思う(おれが勝手に考えた)。

・「需要と供給」は単なる仮説であり、便宜としてのフィクション
・お金そのものには価値がない
・自由と平等は街市(まち)と労働とお金が育てた
・貧乏人に"よい人"はむしろ少ない
・合理的な人ほど気前がよいし、しょうもないことで争わない
・経済学の父は道徳哲学の教授
・人はみな無意識と制度の操り人形にすぎず、「考えて行動」する人は少ないし、また、それを実践するのはとても難しい

数字をいじくりまわすのだってもちろん経済学の一部分だけど、ほんとうの"経済学"ならば、この社会はどうなっているのか、このなかでどう生きていけばいいのかについて答えられなければならない。