各政党の政策を住宅建築に例えてみた

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この前『火天の城』を観たとき、「城を作るのは国を作ることじゃ」と言っていたのが印象的だった。まぁ、確かに為政者のひととなりやビジョンがその建てる城に反映されているところは、ちょっとあるかも。

代議制民主主義国家において、私たちは政党に政策を託す為政者でもあるわけだけど、哀しいかな、一般ピープルなので城を建てるのは無理だし、どんなものを建てていいのか想像もつかない。けれど、一家の城、住宅にたとえてみれば、多少身近に感じられて実感が沸くかもしれない。

そんなわけで、戯れに政党を工務店にたとえ、どんな家を作ってくれるか想像してみた。

自民党

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森松建設|施工実績 より拝借)

かつては個人住宅市場の過半数を握る大手だった自民党だが、新興の工務店連合・民主党にその座を追われた。特徴は「古き良き雰囲気を残した和風建築」。金食いで多少不便なところはあるが、やっぱり日本の四季を楽しむなら和風建築に限る。

民主党

自民党にとって代わり、今やこの市場で最大の大手となった民主党。M&Aを繰り返して急成長を遂げた民主党の特徴は、社長が変わるごとにドラスティックなデザイン変更を行うところにある。ときどき施主の意向をガン無視するところに難があるものの、思いもよらない自由奔放なデザインセンスが旧弊を打破したいと願う人達に一定の支持を受けている。

鳩山由紀夫氏の時代

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瀟洒な洋館「鳩山御殿」で名高い鳩山氏。施主も当然それを期待したのだが、できたのはその予想をはるかに超えて斬新な、近未来的建築だった。

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しかしあまりに斬新的すぎたため、そのセンスに追いつけない頭の硬い施主からクレームが殺到、早々に社長を解任される。(宇宙基地??: biohouse-electro より拝借)

菅直人氏の時代

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鳩山氏の跡を継いだ菅直人氏は、デザインを少し保守的で現実的な方向へ修正、一転して純和風に。しかし、手がけた物件のひとつが水素爆発。初動対応の不手際に納得のいかなかった施主、防火対策の不備を指摘され引責辞任。

前原誠司

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前原誠司氏は若手のホープ。デザインセンスに溢れたクールな建築を手がけることに定評がある。寝ないで作業に打ち込む真摯な姿勢が支持される枝野氏と並び、ぱっとしない現社長・野田佳彦氏に代わる人材として推す声もある。

公明党

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よくわからないので割愛。固定客をつかみ、多くのリピーターを獲得しているようで、この不況下でも経営に浮き沈みがなく、安定しているようだ。

みんなの党

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近年、地味に支持を拡大するみんなの党は、先進的な機能を積極的に取り入れているところが魅力。徹底して合理化が進められているほか、ユニットハウス工法により施工期間が短いのも特徴。新興企業ゆえの不安感を払拭することと、合理的デザインの味気なさを克服するのが今後の課題か。

共産党

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共産党は厳密に言うと個人向け注文住宅の企業ではないため、ここに入れるのは多少はばかられた。参加者みんなが平等な共同運営をモットーとするシェアハウスを多数経営しており、工業部門と農業部門を選択することが可能。個人では家をもてない低所得者層の受け皿となっている。

そのほか

たちあがれ日本

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ぜひ立ち上がってほしい。

社民党

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9条バリアがあるから安心。

幸福実現党

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幸福のかたちはさまざま。

スポーツ平和党

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面白くなければ○×じゃない。