333セスティルティウス333デナリウスに足すことの1/3デナリウス

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英雄伝〈2〉 (西洋古典叢書 G 53)

英雄伝〈2〉 (西洋古典叢書 G 53)

ファビウス・マクシムスは、この金額で神を称える祭りを執り行うと誓った。

デナリウスは共和政ローマ時代の紀元前211年ごろ、第二次ポエニ戦争の最中に造幣され始めた。当初の重さは平均で4.5グラム、当時の単位でいうと1⁄72ローマンポンドである。

当初、その価値はその名の通り10アスとされていた。紀元前141年ごろ、アスの重さを減らしたことを反映して16アス相当に変更された。

デナリウス - Wikipedia

セステルティウス貨は紀元前211年ごろ、デナリウス貨の4分の1の価値の小さな銀貨として導入された。デナリウス銀貨は約4.5グラムの重量であり、セステルティウス貨はその4分の1の重量だった。実際にはそれよりも軽いことが多かった。

デナリウス貨が10アスから16アス相当へと変更されたとき(改鋳でアス貨が軽くなったため)、セステルティウス貨も4アス相当とされ、依然としてデナリウス貨の4分の1とされていた。その造幣は散発的で、紀元前44年までの造幣量はデナリウス貨に比べると非常に少ない。

セステルティウス - Wikipedia

プリタルコスは帝政ローマ初期の人なので、1デナリウス=4セステルシウス として、333セスティルティウス333デナリウスに足すことの1/3デナリウスはだいたい1,666セステルティウス。

この金額はギリシアのドラクマに換算すると、835,183ドラクマ2オボロスになる。

プルタルコス『英雄伝』 ファビウス・マクシムス

6オボルス=1ドラクマ なので、5119,100オボロス。

注によると、これは5,700キログラムの金に相当するのだそうだ。ポンペイでは、奴隷が6,252セステルティウスで売られたという記録が見つかっているらしいので、奴隷ひとりは20キログラムの金と等価なのかな?(インフレは当然あると思うので、もっとやすいはずだけど)

古代の貨幣は計算しないとなかなか実感がわかない。ってか、計算しているうちに頭こんがらがってきた。

ことさら厳密にこの数に限った理由は、三が本性により完全であり、最初の奇数であり、ゆえに量のはじめであり、自分のなかに最初の差を含み、かくてあらゆる数の要素を混在させて調和させている、という点を取り上げたからであろう。

1は数字に数えられないらしい。全般的によくわからないが、現在の完全数の定義とはまったく関係がない。