ポリティカルコンパス

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政治に関して意見を述べるときは、まず、自分の立ち位置をはっきりさせたほうがいいと思う。というわけで、ポティカルコンパスをやってみたのが上の図。自分は「保守右派」なんだそうな。_(経済)自由主義を信奉する保守主義_というやつだ。

ポリティカルコンパスについて

たぶん、学生時代の頃(2000年頃)はこの図の右下、つまりリベラル右派(≒リバタリアン/新自由主義)だったと思う。自由ほど大切なモノはないと思っていたし、"laissez-faire" も信じていた。

けれど、社会に出ていろいろなことを経験する内に、少し「伝統」や「宗教」といった歴史的なものの重みというものも感じるようになってきた。残っているモノには、それなりの理由がある。次の瞬間もそれが正しいとは限らないし、改めるべきは改めることが必要だけど、闇雲に否定するのはよくないと感じるようになった。僕達はすでにある世界を「継承」していて、その枠組みの中で生きるしかない。だから、政治を語る出発点も、活動的生活の中にあるその枠組から出発しなければ、意味のあるものにはならない。 *1

そんな今の自分の立場を、自分では_共和主義_(または真の保守主義)だと思っている *2 *3 。けれど、「社会が経済に埋め込まれた」この世界では、単に古典的な共和主義ではダメで、グローバル経済をうまく利用したり、うまく折り合いをつけたり、ときにはうまくコントロールしなければいけない。なので、

が、今の自分の中ではテーマになっている。

なお、ここに挙げた分類では簡単過ぎる、という意見もあると思う。そんな人は以下のサイトを参照してみるといい。

[国民が知らない反日の実態 - 政治学の概念整理と、政治思想の対立](http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/1606.html)

他のページは読まなくていいかもしれないが。

*1:リベラル派の弱点は、論理的に導き出せる「正」に依拠していることだと思う。しばしば、論理と実際は異なる。

*2:保守とは活動的生活を重んじる現実主義、リベラルは論理的な理想主義、だと個人的に思っている。たぶん反論があるだろうけど

*3:図において、自分と対照的な――図表上ではたすき掛け関係にある――思想は、結構相性がわるいのが面白い。ハイエクの敵は全体主義だったり、アメリカの二大政党は右上(共和党) vs 左下(民主党)だったり