大阪の選挙について思ったこと
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「自民・民主・共産」という枠組みが理解不能
どう考えても、この3つの党は理念が異なるわけだ。なのに、なぜ呉越同舟みたいなマネをしているのか? 「とりあえず橋下のやりたいことを阻止する」ためだけの連合にしか見えず、その先に何がやりたいのかがまったく見えない。
また、議員定数を109から88に削減する条例改定案についても、維新は3日までの5月議会会期を延長して4日、採決に持ち込み、 賛成多数で可決した。公明、自民、民主、共産の4会派は、「維新には議論する気がない」(朝日新聞)として、本会議を欠席した。朝日新聞は、 「維新と他会派との亀裂が鮮明になった」と報じている。
わけがわからないよ。有権者を舐めている。
やり方が汚い。
月刊誌の「新潮45」11月号を皮切りに、「週刊新潮」「週刊文春」の最新号では、橋下氏の出自に焦点を当てた記事を掲載している。その中では、実の父親が自殺したことや、実の父親の弟に犯罪歴があることなどを指摘している。
本当にヘドが出る。
「反・維新の会」+改革派 こそ、明確なビジョンを発信するべき
「維新の会」vs「反・維新の会(自民・民主・共産)」と、「改革派」vs「現状肯定派」でマトリックスを作ってみた。
維新の会 | 自民・民主・共産 | |
---|---|---|
改革派 | (1) | (2) |
現状肯定派 | (3) | (4) |
(1)維新の会/現状改革派 vs (4)反・維新の会/現状肯定派 というのが今回の選挙の図式だと思うが、「維新の会に賛同するかどうか」と「現状を肯定するかどうか」は本来別問題で、ぴったり重なりあうものではない。つまり、(2)反・維新の会/現状改革派 がいても全くおかしくはない *1 。
平松さんも自分の立場を(2)と定義してメッセージを発信しているのだと思うけれど、十分に自分のビジョンを表現しきれていない。(4)の勢力を自派に取り込もうと擦り寄ってしまっているがために、なおさら論点がボヤけてしまう。
共通の敵は(4)であり、真の主題は改革の方法なのだと思うのだけど、残念なことに平松陣営がリングにあがれていない。平松さんは(4)の勢力を切り捨てて、自分のメッセージを明確にするべきだった。
わしは……
大阪の現状は肯定できない。そして、現状を改革するための明確なビジョンを打ち出しているのは維新の会だけだ。だから、維新の会に任せた方が良いと思う。