孤独のグルメ:スパイス王国

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ずっとやるやる詐欺だったフィットネスクラブの契約を果たし(運動をしたとは言っていない)、妙な達成感で高揚していた私は、久しぶりに近所のカレー屋へ寄ってビールを一杯やることにした。

ウチの近所には CoCo 壱番屋とスパイス王国というカレー屋さんがあるが、個人的には後者が気に入っている。インド人――日本ではしばしばパキスタン人、バングラデシュ人、ネパール人などの総称として用いられ、本当はどこ出身なのか分からないことも少なくない――が経営していて、ちょっぴり本格的なカレーが楽しめる。インドのカレーが好きなんだよ、俺は!!

また、少し変わったメニューも楽しめるのもここの魅力だ。以前に食べた“焼きカレー”はなかなかよかった。今回は文庫本片手だったのでナンは避け、サラダと向こうの“焼きめし”を頼んだ。これなら本を読みながら食べられる。“焼きめし”の具はチキンとマトンが選べるが、今回は後者を選択。マトンのカレーが好きなんだよ、俺は!!

孤独のグルメあるある その一:量が読めない

気軽に頼んだサラダがファミリー向けで、草を大量摂取する羽目になった。トッピングのエビが美味しくて、料理を待つ間のビールのアテになったので致命傷ではなかったけれど。

これは注文のときに量を聞いておけば簡単に避けれる惨事なのだが、以前にも来たことがあるという安心が慢心を生んだ。また、店員のインド人さんなのもネックだ。簡単な会話が通じるものの(注文はメニューに振ってあるアルファベットベースで行った方がよい)、頼んだサラダの分量を聞いても伝わるかどうかよくわからない。

今回の失敗を糧にして、次回はもう少し賢い注文をすべきだろう。

孤独のグルメあるある その二:皿がかぶる

サラダをツマミにして待つこと5分から10分、焼きめしが来たのだけど――小さなサラダがついていた。大きなサラダに中身を移し替えるとあら不思議、今までつまんだ分がそのまま復活したではありませんか! これだったらサイドメニューはタンドリーチキンあたりにしておけばよかったな!

でも、おいしゅうございました。独りで食べ歩くのには慣れていたつもりだったけれど、まだまだ修行が足りんなぁ、と痛感させられた一日だった。

あと、領収書頼んだらお釣りもらい忘れたんだけど、50円程度だったのでそのままにしておいた。少ないけどチップということで。