なぜブログを書くのか

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この間、こんな記事を見かけた。

一個人がブログを書くことの意義 - Togetter

僕ははっきり言ってまったく共感しなかったのだけど、_そう言えばなんでなんだろうね_、というのは心のなかで引っかかっていた。すると、こんなツイートが目についた。

なぜブログを書くかのひとつは、市民であるから、というのがあるけど、そこは理解してもらうということでもないし。

Twitter

たっとそれだけの言葉で、自分の中では疑問が氷解した。

市民とは何か。

過去に少し考えたことがある *1 けれど、そこではネガティブな「〜でないものとしての市民」(軍人でない、官吏でない、聖職者でない、外のヒトではない)を強調しすぎたような気がする。では、ポジティブな意味での市民とは何だろう。

あまりうまくは言えないが、それは「まっとうな生活+アルファ」を実践する人のことをではないかな。「まっとうな生活」というのは公的な視点から見ても恥ずかしい点のまったくない生活で、「プラスアルファ」はそんな私的生活に閉じこもらず、義務として課されていない公共的役割を担う、公的な責任を率先して負うという態度を言う。

公→私:集団が規範としてもっている徳目に従った生活を送ること
私→公:自分の意志で自ら課した義務を集団に対して果たすこと

そのどちらも、市民であるかぎりにおいて欠けてはいけない *2

ブログを書く *3 ということは、その「プラスアルファ」あたるのかな、というのが finalvent 先生(笑)に教えてもらったことだ。とは言え、気負ってしまえば何も書けなくなるわけで、あんまり力を入れずに書くのがいいのかなとも思うのだけれど。

*1:市民とは何か - blog.daruyanagi.net

*2:プロ市民には「まっとうな生活」が欠けているので「市民」ではない

*3:多少なりとも誰かの為に役に立ちそうなことを書いて公開すること